こんにちは!
またまた久しぶりの投稿となってしまいました。
ブログではまだ紹介していませんが、最近キッチンカーに本格的なサブバッテリーシステムを搭載するお仕事が増えてきています。
今回のキッチンカーはピザ屋さんです。
車内奥にドーンと鎮座しているのはペレットピザ窯です。
1.5トンのトラックをベース車として一から作り上げるのは、山形県寒河江市にある『Work・LAB/ワーク・ラボ』さん。
ワーク・ラボさんは主にキッチンカーなどの制作をされております。
さて、どんなサブバッテリーシステムを搭載するか、お客様とのヒヤリングを元に、ワーク・ラボさんと打ち合わせをして進めていきます。
そもそもサブバッテリーシステムって何??っていう方の為に簡単にご説明。
キャンピングカーや船舶などを所有した事がある方はお馴染みのシステムです。
下記図はサブバッテリーシステムの仕組み(ハイブリッドインバーターを使用した一例)になります。
サブバッテリーとは車両のエンジンをかける為のスターター用のバッテリー(メインバッテリー)の他に、車内で電気を使用するためのバッテリーの事を指します。
メインバッテリーに対してサブのバッテリーなのでサブバッテリーと言います。
そのままですね・・(笑)
最近はリチウムイオンバッテリーが主流になって来ています。
そのサブバッテリーに貯めた直流の電力を、そのままDC(直流の電力)で使ったり、AC(交流の電力)に変換して使用したりします。
そしてサブバッテリーには充電が必要になります。
その充電に欠かせない一つ目の方法が、走行充電になります。
走行充電とは車両のオルタネーター(発電機)から充電する方法です。
車のエンジンをかければ自動的に充電が始まり、満タンまで貯まれば自動でストップします。
車を乗っているだけで知らず知らずに充電されていくので、とても便利な機能になります。
二つ目の方法はAC充電になります。
商用電源(一般家庭のコンセント)から充電する方法です。
三つ目がソーラー充電。
再生可能エネルギーで充電する方法ですね。
サブバッテリーに貯めた電力は限りがありますので、無くなった場合の為に、商用電源のケーブルをコンセントに差し込めば自動的にサブバッテリーに充電され、かつ、それまで使用していた負荷は自動的に商用電源に切り替わります。
サブバッテリーシステムはとてもエコで、効率的、便利なシステムなんです。
そのシステムの構築方法は様々な方法があるのですが、それを説明するとかなりのボリュームになってしまうので今回は割愛します。
今回のキッチンカーの電力事情はというと、下記になります。
・照明器具 約30W
・コールドテーブル 約600W
・換気扇 約50W
・ピザ釜の送風ファン? 数10W
・水道ポンプ約10W。
・DCルーフエアコン 約600W
これらを考慮して決まったのが、ざっと下記の仕様。
・バッテリー 12V 460Ah 5888kwh
・インバーター(AC出力)AC2000W
・走行充電器 50A
・太陽光パネル 315W 2枚 合計630W
・外部電源自動切替、バッテリー残量計付き
なかなか立派なスペックです。
そして、このシステムを下記画像の場所に設置することに決まりました。
この面にシステムを組んでいきます。
あっそうそう、ソーラーパネルはすでにルーフに取り付けてあります。
315W×2で630Wです。
あと、この車両、12Vで動くDCのルーフエアコンも搭載します。
画像の右上あたりに写っているのがそれですね。
DC(直流の電気)のサブバッテリーから、そのままDC(直流の電気)でエアコンを稼働させるので効率がいいです。
条件が合えば、630Wのソーラーパネルだけで動いちゃうかもしれませんね。
では、早速作業を進めていきます。
まずは配線のイメージをしながら機材などを取り付け、配線をしていきます。
この配線作業がなかなか手間がかかります。
そして出来上がったのが下記画像です。
システム自体は組み上がったので、試運転をしてみます。
バッテリー残量計はこんな感じで表示されます。
下記画像の場合のモニターの見方として、現在バッテリーは、残425Ah/93%、電圧13.5V、20A/270Wで充電中という見方をします。
全ての機器の電源を投入してバッテリーからの放電テスト。
問題なし。
次に走行充電、AC充電、ソーラー充電のテスト。
問題なし。
続きまして、サブバッテリー ↔︎ 商用電源の切り替えテスト。
問題なし。
はい、これで完成です。
サブバッテリーの無いキッチンカーのほとんどは、走行中に車内の電気を使えません。
サブバッテリーシステムがあれば、走行中にコールドテーブルは普通に使えるし、営業場所についてからも、発電機の準備も必要ありません、ガソリンも必要なし。
営業終了後もコールドテーブルの中のものはそのまま冷やしたままで走行できます。
車両の保管場所にコンセントがあれば、外部電源用ケーブルを接続すればそのまま充電され、商用電源に切替わります。
下記が外部電源用ケーブル。
今回も約6kwhというかなりの大容量のバッテリーを採用していますが、電気の使い方次第では営業中に無くなってしまう可能性があるのでそこだけは注意ですね。
一度使ってみれば便利さを実感できると思います。
弊社では、家庭の電気も同じように蓄電池とソーラーパネルだけで賄える家庭用蓄電システムの施工販売もしております。
気になる方はお気軽にお問い合わせください。
ということで、キッチンカーにサブバッテリーシステムを施工した内容の記事でした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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