こんにちは、原田です。
今回はISUZU のビーカム車両をベースにした、AtoZのアラモというキャンピングカーにリチウムイオンを取付させて頂きました。
今回の作業内容は下記のとおりです。
- リン酸鉄リチウムイオンバッテリー 200Ah/5120Wh 鉛バッテリーから交換
- ニューエラー 60A 走行充電器取付
- ソーラーチャージコントローラー Rover LI 40A、BT2取付、設定
- バッテリーモニター取付加工
- 必要な箇所にヒューズ取り付け
ルーフには150WのソーラーパネルとDCエアコンの室外機。
オーナーさん曰くソーラーでの充電がなっていないようだとのこと。
この後見てみましたが、やはり発電も?とにかく充電はされていませんんでした。
将来的にソーラーパネルの増設も考えるかも。との事で、レノジーのチャージコントローラーに交換する事に。
こんな感じで、オーナー様とは事前に現社確認をしながら打ち合わせをさせて頂き、後日、施工という流れとなりました。
この車両は24V車でサブバッテリーも鉛の100Aが二直列で24V仕様。
助手席の後ろのセカンドシートの下に収まっています。
各機器の配置はこんな感じ。(下画像)
所狭しとわりとギュウギュウ詰め。
サブバッテリーエリアにはバッテリーの他に、24V→12Vへ降圧するDC -DCコンバーターと、
B -ASSISTと書かれている青い機器があります。
この青い装置は、起動電力の高い高負荷の電気機器を使う際に一旦この機械に電力を貯めておいて
高負荷がかかった時にその貯めておいた電力を一気に放出し、バッテリーのアシストをする装置のようです。
電圧降下が顕著に現れる鉛バッテリーであれば活躍しそうですね。
今回5kwhのリチウムイオンバッテリーに交換するので、必要無しと判断し撤去することにしました。
DCエアコン(COOLSTAR)も24Vのものが搭載されています。
インバーターはPower Titeの1,500Wタイプ。
なかなか際どいスペースに収まっています(汗)
というわけで、この車両には、DC12V、DC24V、AC100Vの種類の電気が混在している車両になります。
それではさっそく作業を初めて行きます。
まずは、鉛バッテリー、ビーアシストなどを外していきます。
今回新しく設置するRenogyのバッテリー。
鉛バッテリーと比較するとデカいです。
容量もリチウムイオンの方が倍ですけどね。。
実際には4倍近くの電力を取り出せるのでかなりメリットありますね。
寿命も約10倍。
このリチウムを鉛バッテリーが収まっていた場所に設置していきます。
約半分ほど占めちゃいましたね(笑)
そしてソーラーチャージコントローラーと走行充電器も設置していきます。
なんとか収まりました。
バッテリーモニターのシャント抵抗なども取り付けていきます。
あっ既存のソーラーチャージコントローラーも外していきましょう。
赤丸部分です。
超〜狭いスペースにあります。
これを撤去していきます。
あと、このチャージコントローラーのリモコンも取り外します。
取り外した本体はこちらです。
私は初めて見るコントローラーでした。
続いて、配線、結線をしていきます。
今回新しく設置するバッテリーモニターは、取り外したソーラーチャージコントローラーのリモコンがあった場所に移設する事にします。
元々の開口の方が大きいので、台座を作成してモニターを取り付けました。
サブバッテリー部分はこんな感じに収まりました。
最後に走行充電、ソーラー充電、外部電源でのAC充電、放電テストなどの、動作テストを行なって終了になります。
ソーラー発電も問題なく動いていますね。
150Wパネルで144Wの発電量!
優秀ですね。
この車両は電子レンジも装備されてますが、消費電力が1500Wを超えるため、インバーターが過負荷保護によりバッテリーでは使用不可でした。
現車確認の時には気付きませんでした。。
電子レンジも稼働して見るべきでしたね。
これについては、オーナーさんとも相談をして、インバーターをもっと大きいものに交換するか、どうするかとりあえず様子を見る事になりました。
というわけで、無事にオーナーさんに引き渡して任務完了となりました。
オーナー様遠いところから足を運んで頂き、お仕事を任せて頂き誠に有難うございました!!
より良いキャンカーライフをお楽しみくださいませ!
ではまた!!
コメント